2013年 08月 21日
その3.八峰キレット⇒鹿島槍⇒爺ケ岳 |
後立山連峰縦走 その1は コチラ
その2は コチラ
3日目 キレット小屋⇒鹿島槍⇒冷池山荘⇒爺ケ岳⇒種池山荘
⇒柏原新道⇒扇沢
キレット小屋
キレット小屋は予約ができており、混んでいそうと聞いてはい
たが安心していた。前日、小屋に向かっているとき、後ろから
必死に追い越していく若い男の子がいた。どうして?と聞いて
みると、キレット小屋(定員100人)が混んでいて、なんで
も聞いた話だと、同じ布団で2名が寝る感じだとか。
早く入らないと寝る場所が確保できないのでは?と急いでいる
と言う。
そこで私が冗談で、あなたの隣はきっと若い女の子だと思うよ
といったら、「そりゃーまずいですよー」と照れながら歩いて
行った。
稜線上にある小屋の中でもキレット小屋の立地はスゴイと思う。
ちょっとアルプスでもなかなか見られない姿だ。
さて、実際に泊まってみると、予約した人の布団は確保されて
いて、やや細めの布団が一人ずつ配置され、2畳に3人という
スペースであった。
ただ、両隣がオジン達で、一人はイビキ、もう一人はガサゴサ
うるさい。息もフンハー、うるさいのでイヤになった。
昨日の五竜岳の頂上から見た写真。
①唐松岳からの縦走路(北を見て)
②五竜山荘からの縦走路(北)①に続けて
③これからいく鹿島槍(南を見て)
キレットというのは切戸と書いて、稜線上にある低い部分
のことだ。両側が高くて切れ落ちているイメージ。鞍部と
いってもいいし、乗越しといってもいいのかな。
そのキレット上に建てられた小屋はかなり窮屈で、食堂も
3交代だったし、トイレも浄化装置がセットできないのか
いまだにポットントイレであった。
そして、混み具合だが、遅く到着してきた利用者は食堂
の床や人が歩きまわる廊下に寝かされていた。
なんか、遅く来た罰のように・・・。
夕食後、8時ころと12時ころに流星雨を見にでたら、す
ごい数の星で、うまいこと星座がみつからない。
ただし夏の大三角と天の川はバッチシ見えた。
あとはカシオペア、大熊座、ケフェウス、イルカ座など。
肝腎の流星は6個くらい見えた。
すっかり寝て、ゆうべもらったお弁当と宿泊者は無料の
水をたくさん(4リットル)もらって5時出発。
いきなり八峰キレットの難所が待っていた。
クサリ、ハシゴ、岩壁に渡した板など、落ちたらあの世
という場所を繰り返し登らされる。
今回、必死で通過していたのでいい写真がない。そこで、
人さまのブログから拝借。こんな感じなんです。
八峰のキレット
30分くらい要して危険個所を脱出。
次第に明るくなり、目指す鹿島槍が近くなってきた。
鹿島槍の吊り尾根をめざす
吊り尾根に到着。時刻は7時5分。
とてもいいペースだが、今後を考え北峰は遠慮し、南峰
を目指すことにする。こちらが最高峰なので。
お弁当を3分の1食べる。ごはんが固いので水で流しこ
む。少し元気が湧いてきた。
吊り尾根・北峰分岐(北峰頂上の人が見える)
南峰、そそり立つように感じる。左は雪田
どこの頂上も苦労して登った同志のような感覚で写真を
撮ってあげる。
山頂風景
ここからは爺が岳がよく見え、その後ろに槍穂高連峰が
光っていた。
爺ヶ岳・右に種池山荘の赤い屋根が見える
槍穂が見えた
剣岳が美しい
鹿島槍南峰 8時00分。
ペースはいいが、ここから扇沢までが長いので、早々に出発。
快適な下りが続き、冷池(つべたいけ)山荘を目指す。
しかし、時間がかかり10時山荘着。予定より40分超過。
冷池山荘
バテた。ここでまたシャリを摂る
しかし、また3分の1しか入らず、水で口の中茶づけを作る。
10:30出発 予定より1時間遅れ。
目指す爺ヶ岳ははるかに遠い。ここから1時間20分で着く
なんてちょっと考えられない。
ただし、小屋の案内板にそう書いてある。そして、扇沢まで
約5時間とあった。
であるなら、今日は午後3時半に着くことも可能なのか。
仕方ないから、もくもく歩く。
ちょっといい調子だったが、後ろの2名が遅れだす。
結局ここを1時間45分もかけてしまった。
12時15分、爺ヶ岳到着
小休止後、種池山荘を目指して下る。
ザレ場を40分ほど下ると、生ビールがあるので有名な
種池山荘に着いた。
午後1時5分。
種池山荘
生ビール900円
残っていたお弁当3分の1をサカナに生ビールをやる。
このビールのうまいこと。
みんなが小屋の前のテーブルでやっているのを見たら
飲まずにおられませんよ。
帰りのバスの出る時刻が決まっているので、すぐまた
出発。午後1時30分。
ここからは緩やかで整備された道を下るだけだ。
2時間半ほどかかるのだが、何を間違えたか2時間と
判断し、3時半頃扇沢着と踏んだ。
1時間半ほどではるか下に扇沢の駐車場が見えてきた。
しかし、どれだけ歩いてもそれは近くならない。
2時間過ぎ、3時間過ぎ、到着したのはなんと午後5時。
下山口の川
ああ、全行程、時間オーバーであった。
予約しておいた大町の宿に電話すると、5時55分まで
バスがあるという。
駐車場のバスセンターまで20分かけ歩き登り、終バス
1本前に乗ることができた。
まとめ
もうイヤダと全員が言ってました。
山はとうぶん行かないでしょう。
その2は コチラ
3日目 キレット小屋⇒鹿島槍⇒冷池山荘⇒爺ケ岳⇒種池山荘
⇒柏原新道⇒扇沢
キレット小屋
キレット小屋は予約ができており、混んでいそうと聞いてはい
たが安心していた。前日、小屋に向かっているとき、後ろから
必死に追い越していく若い男の子がいた。どうして?と聞いて
みると、キレット小屋(定員100人)が混んでいて、なんで
も聞いた話だと、同じ布団で2名が寝る感じだとか。
早く入らないと寝る場所が確保できないのでは?と急いでいる
と言う。
そこで私が冗談で、あなたの隣はきっと若い女の子だと思うよ
といったら、「そりゃーまずいですよー」と照れながら歩いて
行った。
稜線上にある小屋の中でもキレット小屋の立地はスゴイと思う。
ちょっとアルプスでもなかなか見られない姿だ。
さて、実際に泊まってみると、予約した人の布団は確保されて
いて、やや細めの布団が一人ずつ配置され、2畳に3人という
スペースであった。
ただ、両隣がオジン達で、一人はイビキ、もう一人はガサゴサ
うるさい。息もフンハー、うるさいのでイヤになった。
昨日の五竜岳の頂上から見た写真。
①唐松岳からの縦走路(北を見て)
②五竜山荘からの縦走路(北)①に続けて
③これからいく鹿島槍(南を見て)
キレットというのは切戸と書いて、稜線上にある低い部分
のことだ。両側が高くて切れ落ちているイメージ。鞍部と
いってもいいし、乗越しといってもいいのかな。
そのキレット上に建てられた小屋はかなり窮屈で、食堂も
3交代だったし、トイレも浄化装置がセットできないのか
いまだにポットントイレであった。
そして、混み具合だが、遅く到着してきた利用者は食堂
の床や人が歩きまわる廊下に寝かされていた。
なんか、遅く来た罰のように・・・。
夕食後、8時ころと12時ころに流星雨を見にでたら、す
ごい数の星で、うまいこと星座がみつからない。
ただし夏の大三角と天の川はバッチシ見えた。
あとはカシオペア、大熊座、ケフェウス、イルカ座など。
肝腎の流星は6個くらい見えた。
すっかり寝て、ゆうべもらったお弁当と宿泊者は無料の
水をたくさん(4リットル)もらって5時出発。
いきなり八峰キレットの難所が待っていた。
クサリ、ハシゴ、岩壁に渡した板など、落ちたらあの世
という場所を繰り返し登らされる。
今回、必死で通過していたのでいい写真がない。そこで、
人さまのブログから拝借。こんな感じなんです。
八峰のキレット
30分くらい要して危険個所を脱出。
次第に明るくなり、目指す鹿島槍が近くなってきた。
鹿島槍の吊り尾根をめざす
吊り尾根に到着。時刻は7時5分。
とてもいいペースだが、今後を考え北峰は遠慮し、南峰
を目指すことにする。こちらが最高峰なので。
お弁当を3分の1食べる。ごはんが固いので水で流しこ
む。少し元気が湧いてきた。
吊り尾根・北峰分岐(北峰頂上の人が見える)
南峰、そそり立つように感じる。左は雪田
どこの頂上も苦労して登った同志のような感覚で写真を
撮ってあげる。
山頂風景
ここからは爺が岳がよく見え、その後ろに槍穂高連峰が
光っていた。
爺ヶ岳・右に種池山荘の赤い屋根が見える
槍穂が見えた
剣岳が美しい
鹿島槍南峰 8時00分。
ペースはいいが、ここから扇沢までが長いので、早々に出発。
快適な下りが続き、冷池(つべたいけ)山荘を目指す。
しかし、時間がかかり10時山荘着。予定より40分超過。
冷池山荘
バテた。ここでまたシャリを摂る
しかし、また3分の1しか入らず、水で口の中茶づけを作る。
10:30出発 予定より1時間遅れ。
目指す爺ヶ岳ははるかに遠い。ここから1時間20分で着く
なんてちょっと考えられない。
ただし、小屋の案内板にそう書いてある。そして、扇沢まで
約5時間とあった。
であるなら、今日は午後3時半に着くことも可能なのか。
仕方ないから、もくもく歩く。
ちょっといい調子だったが、後ろの2名が遅れだす。
結局ここを1時間45分もかけてしまった。
12時15分、爺ヶ岳到着
小休止後、種池山荘を目指して下る。
ザレ場を40分ほど下ると、生ビールがあるので有名な
種池山荘に着いた。
午後1時5分。
種池山荘
生ビール900円
残っていたお弁当3分の1をサカナに生ビールをやる。
このビールのうまいこと。
みんなが小屋の前のテーブルでやっているのを見たら
飲まずにおられませんよ。
帰りのバスの出る時刻が決まっているので、すぐまた
出発。午後1時30分。
ここからは緩やかで整備された道を下るだけだ。
2時間半ほどかかるのだが、何を間違えたか2時間と
判断し、3時半頃扇沢着と踏んだ。
1時間半ほどではるか下に扇沢の駐車場が見えてきた。
しかし、どれだけ歩いてもそれは近くならない。
2時間過ぎ、3時間過ぎ、到着したのはなんと午後5時。
下山口の川
ああ、全行程、時間オーバーであった。
予約しておいた大町の宿に電話すると、5時55分まで
バスがあるという。
駐車場のバスセンターまで20分かけ歩き登り、終バス
1本前に乗ることができた。
まとめ
もうイヤダと全員が言ってました。
山はとうぶん行かないでしょう。
by katodiary
| 2013-08-21 12:35
| 山に行こう
|
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