2017年 05月 08日
#信州でよかった ⑤小布施再び |
野沢温泉のてらゆさんは小さな湯宿である。
ご家族だけで8室の営業。場所は熊の手湯のとなり
である。10数か所の外湯があり、住民が共同管理
をされている。入浴料は無料で寸志は自由である。
夕方着いて、さっそく隣の熊の手湯に行くと満員の
盛況である・・・というか、一杯で入れない。
そこで、宿の湯に戻った。ここは貸切り。
男3人で一緒に入ってちょうど良い。
湯はまったく熊の手湯と同じで、カケ流し。
やや熱くて、ジンジン筋肉に効いてくるイイ温泉で
あった。
宿の夕飯。
山の宿だから山菜かなと思っていたが、意外に普通
の各種旅館料理であった。
そりゃそうだ。家族経営で山菜なんかやってられへ
ん。仕入れたほうが早い。
だから、セイちゃん荘の良さが分かるというもんだ。
あの人は仕事じゃない。趣味なんだから。
家族を養おうとか、銀行の借金を減らしたいてんじゃ
まったくない。
遊びなんだ。クニ子さんと二人で食って、ときどき
巨人戦を見に東京に行ければいいんだから・・・。
さて、しっかり飲んで食べて、最後まで食堂で楽し
んで、あとはまた部屋に帰って飲んで・・・
楽しかった2日間を振り返った。
翌日、雨が朝から降っていた。
私は熊の手湯へ。
6時半、もう6人ほど入っていた。
熱い湯というのが空いたので入った。宿のより少し
熱いが慣れた。ぬるい湯に3人入っている。
手を入れてみた。そっちのほうが熱い。
入っている人に、そちらの方が熱いですよと親切に
教えてあげた。
ェッと言って、入ってきた。
あッ ほんとうだ。
お湯の温度の調整はこまめにね。
まァ、誰かが調整しちゃったのかも。
雨なので飯山寺巡りは中止。このまま小諸のワイナ
リーに行こうか?と考えたが、原田さんがまだ小布
施に行ったことがないというので、変更した。
小布施といえば松葉屋本店。いい酒蔵だ。
枡一酒造はイケナイ。いばってる。
小布施まで40分。
小雨になっている。
道を選ぼうかと思っていると、左に松葉屋だ。
あー酒が呼んでいる。
入ると若おかみが。
今日は別の酒蔵に行こうとしたのに車が勝手に店
のほうに来ちゃうんだもん。困ったよ。
そんなこと言わないでぜひおいで下さいね。
今日はコレとコレとコレとこれなんか試してみて
下さいねー。
俺は運転手だから、ハイ皆さん試飲して下さい・・
だいたい味はみんな知ってるし・・
皆さん、美味しいと言いながら試飲。
じゃあ、原酒と本吉野の純米を1本づつ・・と言っ
たのは私。
二人は買わない。
原田さん作
おいしいと 言いつつ買わない 試飲ざけ
見事である。
我が家で飲んだ原酒とコゴミ
緑雨(りょくう)来て、軒した借りる 通り抜け
赤煙突 寂しげに いらか見下ろす
そのあとは通り抜けの名店「えんとつ」へ。
これはミーハーが泣いて喜ぶというスイーツの店で
ある。土日は行列して入るとか。
小雨の通りぬけの庭にある。
時刻は11時。受付開始は11時30分、店に入れ
るのは12時だそうだ。
11時半の受付はガマンしたが、12時にオープン
というのは寒いのでイヤダ。
だれかが、中に入れろと言うと、若い女の係がどこ
かに電話するという。5分後、どうぞお入り下さい
となった。
これなんぞ、客を思えば当たり前で、大きくなった
枡一や甘精堂は分かっていない。
文句はこれくらいにして
コーヒーとモンブランセット 1500円
コーヒーはお代わり450円だそうだ。
するとケーキは1050円か。
お昼が食べられる。
まずくはないが別に1000円の価値もない。
こういうのを喜んで行列するから世の中おかしく
なる。
次は芸術。
岩松院に案内する。
ここには北斎の画、鳳凰がある。
そして、福島正則の終焉の縁寺である。
鳳凰と数々のお宝、正則寄進のものを見て蛙の寺
を辞去。
最後はソバ。
鼎はかなえと読む。
ここでは十割そばを味わった。
しかし、ポッカリさんが注文した二八のほうが食べ
やすく旨かった。
アノースミマセン。二八が2人分しかなくてあとは
十割になってしまうんですが・・・
1日限定30食の十割が残って、二八が先に売り切
れるんかい。
ま、いいでしょ。十割なんだから値段は高いがウマ
イに決まってる・・・
来ました。なんだコレ。確かに香りはいいんだが、
固くてボロボロと食べづらい。
喉こしゼロ。
ウーン。蕎麦は難しいね。
庭に猫2匹
小布施にはつくしというそば屋がある。
ここはうまい。
しかし、あれこれ食べたほうがいいので、いろいろ
寄ってみる。
これで今回の信州でよかった旅はオシマイ。
エントツで時間をとったので、小諸マンズワイナリ
ーは次回にしよう。
いろいろ勉強になった信州旅行でありました。
by katodiary
| 2017-05-08 13:13
| 旅に出よう
|
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