2017年 08月 15日
岐阜を旅する③郡上踊り本番 |
夕飯を食べ、石田呉服店に向かう。
善光寺会館から坂を下り、バスターミナルの中を横切って
下殿町から宮ケ瀬橋を渡るとお城のライトアップが見えた。
街の雰囲気も今は郡上踊り一色である。
石田呉服店は願蓮寺のそばにあった。こんばんはと声をかける
と美しい女将さんが迎えてくれた。
ネットで調べるとなんでも出来ちまう。
2階で浴衣の着付けをしてもらう。
じつにテキパキとしている。
どうコレなんか、あなた背が高いから似合うわョといいなが
ら縞の若い人向けのを選ぶ。今日はネ、いつもよりハデなの
を選んだほうがいいの。今日ひと晩しか着ないんだから・・・
選んでもらったのが長すぎた。
それで、次のが上の写真。
レンタルの浴衣は糊がぱりっと利いていて、帯もきつくなく
ゆるくなく、着崩れもしないようしっかり締めてくれた。
その手際の良さはタダものではない。
おぬしできるな。
今日の踊りは新町の十六銀行の角近くで行われる。
新町通りという幅6mくらいの道路上である。
踊りはもう始まっていた。
もっとも有名な「かわさき」が流れている。これはウィズでさん
ざ練習した曲だ。
さっそく輪の中に入る。
道は細いので輪踊りも長ーいものとなる。片側40mくらいの往
復を流しながら踊る。狭いが二列になって踊る。
前後を踊る皆さんの上手なこと。
小学生も中学生も、若いお姉さんがたもおば様たちも、さらに元
気なのがオジさん達であった。
「かわさき」はオリジナルで踊る人は少なかったが、「三百」や
「げんげんばらばら」「春駒」などになると、もう派手に跳んだ
りはねたり・・・
当日の撮影 「春駒」から「さわぎ」
春駒
まつさか
どれを撮っても真っ暗やみじゃあ、ござんせんか。
ということで、ユーチューブから拝借。
かわさき
さわぎ
げんげんばらばら
三百
こんなに美しく踊れたらどんなに楽しいだろうか。
踊り子の中で、白と青の浴衣に真っ赤な帯を締めたご婦人
たちが保存会の皆さんで、なんとその中に石田呉服店の女
将さんがいるではないか。
私の着付けをしたあと、すぐ着替えて参加したのだそうだ。
踊り方をいくつか教えて頂いた。
私の踊りは恥ずかしいから見ないでね。
女将さんが撮ってくれた。
お上手よーと誉めるのが上手だ。
うまいかどうかじゃあありません。
ようは楽しまなくっちゃ・・・
1曲8分くらいかけて歌うので、それでも途中を抜いたりし
て短くするのだが、慣れない踊り子はかなり疲れる。
かわさき、さんびゃく、はるこま、やっちく。
見よう見まねで踊る。
皆さんの下駄の音が揃って気持ちよいのだが、一人ずれてい
る人がいる。
仕方ない。初心者なんだから。
1時間も踊って、つかれてつい、かき氷さんへ。
そのかき氷さんの隣にお神酒所があった。
こうした素敵な空間がある。
満足感にひたって宿に帰る。途中で同宿のご夫婦と合流した。
カランコロンと3人の下駄の音が郡上の街に響いた。
by katodiary
| 2017-08-15 20:50
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