2018年 12月 21日
国際捕鯨委員会脱退の話 |
商業捕鯨が認められないからと、日本はまもなく国際
捕鯨委員会を脱退するそうだ。
捕鯨はやめようというのが世界の流れだ。
この委員会のできた理由は、クジラの乱獲を防止する
ことにあった。いま、多少は増えたとはいえ、基本的
に多すぎて困るという数字ではない。
それを他の魚がクジラに食べられて困るという意見は
まったく意味を持たない。
だいたい、小笠原など一部の海域でないとクジラを見
ることができないではないか。
それを探して回るツアーがあるということ自体、数は
少ないのだ。
クジラは牛豚のように牧場で増やすことはできない。
だから、捕獲には厳重な管理が必要だ。マグロでさえ、
各国間で、漁獲量を定めている。
世界は日本の調査捕鯨を認めている。また、千葉県の
和田町などの伝統捕鯨を認めている。
しかし、それに飽き足らず、商業捕鯨を要求している。
いまでも、スーパーに行けば調査捕鯨なるものの肉を
買うことができる。また、専門のレストランにいけば
刺身も食べることができる。
今のままで十分である。
これを日本の伝統文化を守るとかカッコいいことを言っ
ているが、江戸の頃まで一部地域でしか、クジラは食べ
ていない。
最もクジラを多く食べたのは、戦後の食糧難の時代だ。
伝統文化でもなんでもない。
現在、クジラに替わる良質な動物たんぱく質はいくらで
もある。
私はクジラの捕獲には基本的に反対で、伝統漁法の時代
の頭数だけにとどめておくべきだと考える。
き
by katodiary
| 2018-12-21 18:17
| うつつの中で
|
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