2020年 07月 17日
埴輪のふるさと |
埴輪についていろいろ知りたい。
埴輪はどこで誰が造ったのか。古墳の
上を一巡りしている円筒型埴輪は大き
い古墳であれば数百本から千本超とい
う数になる。
群馬県では藤岡市や太田市に埴輪の窯
跡が見つかっている。
埼玉県では鴻巣市に生出塚(おいね塚)
埴輪窯跡がある。
生出塚埴輪窯:出土した埴輪
鴻巣で造られた埴輪はさきたま古墳群
などのほかにも、千葉や東京など実に
広範囲の古墳で発見されている。
この窯跡のすぐそばには埴輪つくりの
工人達の住居も発掘されており、専門
集団が大量に埴輪を作っていたことが
分る。
こうした窯の製造に関しては高い技術
を持った渡来の工人がいたという説も
あるが、朝鮮で埴輪生産が活発であっ
たことはなく、和製の工場ではなかっ
たか。
いずれにしても、古墳作りには大変な
費用と人数と時間がかかったわけだ。
by katodiary
| 2020-07-17 11:59
| 古墳の不思議
|
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